a wonderful world

まさかジャニーズの最後に立ち会うことになるだなんて誰が想像したでしょう。

 

少なくとも私は、仮に自分の人生から切り離すときが来たとしても、ジャニーズは半永久的に続いていくと思ってたよ。時代は変われどアイドルもファンも入れ替われど、ジャニーズってブランドはずっと残っていくと思って疑わなかったよ。

本当に世の中に「絶対」や「当たり前」なんてないんだなぁ。わかっていたけど、なんだかまだ現実味が湧かないよ。

さみしいよ。かなしいよ。

タレントが好きだから所属はどこでも構わないなんて簡単に割り切れない。あの世界に2つとない、ちょっとトンチキでたまに不器用で、でも派手で眩しくてたくさんの歓声と拍手に包まれているジャニーズのエンタメが大好きだった。

これからもみんなが大好きだし応援し続けるよ。

芸術にも作品にも罪は無いし、私が見て聞いて感じた気持ちも誰かに裁けるものでもなければ消せるものでもないから、これからも大事に抱えて持っていきます。

 

2018年を振り返る。(下半期)

早いもんで師走も終盤。

ぶっちゃけ忘れてた振り返り【続き】やります。

 

 

 

・7月~9月

4月期 春クール日テレ系ドラマ『崖っぷちホテル』

キャスト目当てで見始めたこのドラマに予想以上にドハマリする。


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事の元凶はこちら。

目当てキャストのひとりでもあった中村倫也が演じた江口竜二こと江口さん。

 


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とにかくビジュアルがいい。

 

 

そこに拍車をかけた厨房組ことエグハルコンビ(公式名)。


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なんと役柄では年齢差12歳。

それを感じさせない息の合ったコンビ芸にネット人気も急上昇。

中村くんがキャストインタビューで残した「(江口は)きっとハルのことが好きなんだろう」「浜辺さんが可愛く見えるように演じている」というコメントは数多のNL厨を悶絶させた。罪な男。

ドラマ自体は6月で最終回を迎えたが、録画とネット配信の番外編をおかわりしまくって一夏燃え(萌え)まくった。エグハルコンビよ、永遠なれ。(公式/出典:中村倫也)

ちなみにこのまま中村倫也ブームも到来したが、なぜか頑なに朝ドラは見なかった。

そしてなんだかんだで中村くんのことはデビュー作『風のハルカ』から知っていたし成宮(永遠の0番)のバーターやってたし顔がマジで好きな推しメン俳優だったので、世間に見つかってよかったねぇまじで朝ドラは偉大だねぇとしみじみしたりした。朝ドラ見てないけど。

 

ちなみに7月はすばるが最後のテレビ出演を終えてグループを脱退。

8月は圭人が留学のため一時Hey!Say!JUMPを離脱。

9月は滝翼の解散及びタッキーの引退・翼の退所が発表。

ジャニーズの災厄は続く。ジャニオタ絶死。

 

振り返ると6人になったエイトには多くに触れずにいた。

レギュラー番組も見なくなり、6人体制そのものをあまり目に入れずにきたのも一因だけど。

ただ一番気にしていたのは錦戸くんで、一番頼りにしていたのも錦戸くんだった。


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グループのセンターという概念抜きにしても関ジャニ∞という物語の主人公は渋谷すばるだった。そんな核を受け継いでいくのはどっくんであり、でもどっくんほど『渋谷すばる』という核を信頼していた人間はいないのだから、彼はそんな葛藤も含め背負っていかなければいけない。

お互い性格が似過ぎるあまり気まずいコンビなんて称されていた二人が、いつしか関ジャニ∞ツインボーカルヘ。メインボーカルだからこそ託された想いもあったと思う。

わたしは、上っ面が大嫌いな頑固で素直などっくんが口にする、わかりやすい上っ面が大好きだ。『頑張ります』って言ってるときは多分あの人大体『疲れたしんどいでも頑張らないと』って思ってる(笑)

だから6人体制に対する前向きなコメントも、内心ナーバス抱えてるんだろうな。ずっとそんな人間くさいあなたで。

 







 ……ここまで下書き保存してたんだが、ぶっちゃけ飽きた←

しり切れとんぼだがおしまい。

オタクの1年は目まぐるしいぜ。

 

 

 

2018年を振り返る。(上半期)

 

気が付けば今年も残すところ1ヶ月弱。

オタク●年生は年の瀬には毎年1年の現場数やら収集したコレクションやら開拓した新ジャンルやらを、誰に頼まれるわけでもないのに自己満で振り返るわけですが、今年は我ながら激動のようにあっちらほっちら動き回る尻軽女をきめこんで草だったので書き残そうと思うよ。

ちなみに途中から気付いてくそわらってしまったんだが、基本すべて3ヶ月周期で鞍替えするという謎に器用かつマジの尻軽過ぎてわたしの長いDD史の中でも類に見ないジャンル変移をかましたのでいつか見直してめちゃくちゃ腹抱えたい。

ではいってみよう。

 

・1月~3月


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上記の通り呟いた年始2日目。

死亡フラグ同然にまんまとMr.KINGブームが到来する。


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特にMr.KINGの双子シンメことれんかいに滾る。ジャニオタあるあるだと思うが、推しコンビを見付けたジャニオタの沼落下速度はえげつない。通常の5倍に及ぶ(弊社調べ)

 


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熱が強い。

 

しかし1月17日。

Mr.KINGはかねてより噂にもあったPrinceと合併し、King&Princeとしてデビューが決定。

正直ブーム到来前からKing3人デビュー推しだったため予測できていた事態とはいえ消化不良。


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一周してネタにするしかない。

 

Mr.KINGという表記で3人だけで誌面に載ることももうなくなるんだと思うとさみしくて、デビュー前のドル誌最終号はほとんど買った。どのドル誌も大体卒業特集的な組み方をされて、それほど今のJr.を牽引したグループだったんだなと時代が変わる瞬間を見た気がした。

 

ちなみに1月にはA.B.C-Z橋本の単独お仕事であるリーディングコンサート『蜜蜂と遠雷』に足を運んだ。

まじで何回でも繰り返したいけどカザマジンが橋ちゃんに似合いすぎてて役が好きすぎてほんと映画のキャスティングも呼んでほしかった なんで呼んでくれなかった(←)。応援屋のイシケンでも実証済みだが橋ちゃんは孤高の天才が似合う。


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これまんま橋ちゃん。

橋ちゃんを災厄にしなかったA.B.C-Z。橋ちゃんはギフト。

そういえばとっつーが舞台のために7kg落として7kgリバウンドしたのも今年だったか……今考えても意味がわからんあれ。

 

あとレコメンを村上さんがご卒業されたね。いふおあも終幕したし新年3ヶ月目にしてエイト界隈すでに荒ぶれてたよね。まぁこんなの序の口っつか余震だったんだけどね……………………

 

 

 

・4月~6月

正確には3月下旬。

映画『曇天に笑う』を観に行き、久しぶりにジャニーズ以外のイケメンを摂取して熱が上がる。

特に元々テニミュ時代から知っていてイチオシ俳優だった桐山漣くん。


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まんまとハマった。白子よかったなー。

 

そのままドラマ『スイッチガール』を動画サイトで夜通し漁ること数週間。

welcome to ren's world.


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つか お前またレンかよ。

侵されている。


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宣言通り久しぶりに俳優沼でゆったり。

なぞにタイミング良くCSチャンネル仮面ライダーWが再放送したりもして毎日録画見て。オタクは時もかける。菅田将暉若かった。しかしWコンビはリアルピングレだと思ってるから結構見てると辛くなる。

 

ドルメンXなんて、『売れっ子アイドル俳優を幼なじみに持ちその劣等感を抱きながらも2.5次元舞台では名が売れているが俳優としては少々くすぶっているイケメン俳優』とかいうすげーピンポイントでリアリティーある役とか持ってきやがって!誰かがやらなきゃいけない役であったとわかっていてもしんどい!


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でも修吾は文句なしにかっこよかった!!

 


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春期NHKドラマの『デイジーラック』の大和さんもかっこよかったなー。

デキるアラフォーサラリーマン。順調に熟男の道をゆく桐山くん。しゅき。

 

ちなみに今期桐山くんをggりだして初めて知ったが、結構「関ジャニの大倉くんに似てる」と言われがちである。言われて見れば似ている(新幹線鼻とか)。

大倉くんはわたしの中の永久欠番エースなので、やっぱり無意識にああいう顔面に吸い寄せられるのかなぁとしみじみしたりもした。

 

ちなみに4月といえばあの忌まわしき脱退発表と会見があったエイター総死にの絶望月。

この辺りは他にもジャニーズタレントのショッキングなニュースが目白押しで事務所の厄年かよと思えるレベルだった。

俳優沼及び桐山くん熱がなければあの春をどう乗り越えていたことか。めっちゃ2番目の男的な言い方だけど余所見と気晴らしをさせてくれた桐山くんには感謝しかない。

 

ちなみに6月にはA.B.C-ZのLove Battle tourにも参戦。


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安定の天使はちちゃん。


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ふみとつは突然に。

 


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総括。

まじA.B.C-Zってそういうとこある。

 

 

 

 

下半期につづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エモーショナルでオタクはしぬ

2018年10月23日。

今年も例年通り日生劇場で幕を開いたABC座『ジャニーズ伝説』を観劇した。

生としては去年初めて観劇し、DVDも買って回しまくったためストーリーや構成は頭に入っていたので、増え減りしたシーンや変更点も探すのも楽しかった。去年恐怖に戦いた5BOXが演出に残ったのにはこれまた戦慄だったけどそれでこそA.B.C-Zって気もする……うん……

Jr.は、トラジャが3人外部舞台で不在だったため4人、MADEも去年と続投で4人の計8人。去年の9人も大概少なかったけど、そもそも座長のA.B.C-Z5人含めて、あの舞台構成を20人以下でやるすごさよ……。ショータイムなんてほぼ13人出ずっぱりで、改めてこんなジャニーズエンタメで育ったら怪物体力とポテンシャル身に付けるよな……と震撼。そんな鬼畜舞台育ちの体力お化け・A.B.C-Zにお付き合いしてくださってみんな本当にいつもありがとよ……。のえる、これからも連投記録更新してね。

 

ストーリーの大筋は去年とそんなに変わらないので割愛しますが(ただ一幕のジャニーさんの台詞締めは最高に泣けた。タイタニックのラストシーンを彷彿とさせた……)、なんといっても今年一番の見所は二幕丸々使ったショータイム。

まさかの全デビュー組(期間限定ユニット含む)代表曲のノンストップメドレー。……まじかよ。ここはどこ?年末の東京ドーム?カウコン???(^ω^)

曲数も去ることながら、割り振りもアレンジもこれまた最高!ソロもコンビもいい味しか出してない!個人的には塚ちゃんの喜びのうたが塚ちゃんにぴったりすぎて合いの手もアレンジも天才的で楽しいはずなのに、最後の「泣きそうなときは思い出して 俺がここにいるから」でうるっときてしまった。塚ちゃんがA.B.C-Zにいてくれてほんとうによかったよ ……。あと五関さまがロイヤルブルーを身に纏って歌う「いつの日か海になりましょう」はやべぇ。母なる海……大海原よ……

郁人のジャニーズの本気も見れたしアー満足!A.B.C-Zってやっぱ最高じゃーん!と、今思い出せばなんて楽しくて幸せな記憶なんだけども、あの日生劇場の座席に座って実はわたしは二幕中、ほぼほぼ泣いていた。

他グループの楽曲メドレーの際、バックには各グループの映像が映る。事務所DDはもちろん全曲わかるし全曲たのしいし、若かりし所属タレント達に懐かしさと少しの物悲しさに浸る。

特に関ジャニ∞のズッコケ男道では、舞台に立つキャスト達には情けないやら申し訳ないやらだが、映像に釘付けになってしまった。

今年ジャニーズ界隈を震撼させた出来事のひとつだが、関ジャニ∞は今夏、メンバーの渋谷すばるが脱退をした。

それは去る今年の7/15。関ジャニ∞として最後のテレビ出演、そしてジャニーズWebでの連載を更新したまま、彼の姿を見ることはなくなった。事務所の所属タレントとしては今年一杯席を置くとの発表があったが、グループは15周年に突入するデビュー日を前に『脱退』という決断を取った。

正直6人体制になってからは益々エイトからは疎遠となり、それでも新曲発売や新しいCM、継続中のレギュラー番組で6人でTVに映るのを見るたび、心にぽっかり空いた穴に気付かされ、またさみしさに汚染されて腐らないようにと見て見ぬふりをしてきた。

ジャニーズ伝説で使われていたズッコケ男道の映像は、おそらく07~08頃の47都道府県ツアーの頃のもの。当時高校生だった私がエイトに最も最初にハマり、夢中になっていた時代だ。そこには当然すばるもいた。

でももうそんな『当然』も変わってしまうんだ。2019年には、すばるの名前はジャニーズ事務所の所属タレントからなくなる。過去にメンバーが退所してきた現存のグループを見る限り、これからメディアで使われる関ジャニ∞の過去映像からは、すばるの姿は意図的に切られるだろう。もしかしたらこのジャニーズ伝説で使われた映像が最後かもしれない、なによりもう3ヶ月近く見れていなかったすばるがいる関ジャニ∞を過去映像とはいえ見れたことに感極まって泣いた。舞台であんな号泣の域までいったのは初めてかもしれない。

ひとにはしぬほど大事な思い出があって、わたしにはかけがえのない時間・あげれるものは全て捧げた人生、それがすばるがいた関ジャニ∞だった。他担の舞台で恐縮だが、あのときわたしはエイターとして死んだ。わたしの中の関ジャニ∞も死んだ。つらかった。でも有り難かった。踏ん切り、は、正直つけれてないしつけれる気もしないけど、改めて好きだと気付けたから。

同じように映像に釘付けになったのはタッキー&翼。滝翼も今年、とてもかなしい報せがあった。解散、そしてタッキーの引退と翼の事務所退所。滝翼が現存グループとして映像が使われるのは最後なんだと思うとこれにもグッとくるものがあった。

わたしは翼が最初に病に倒れた際、タッキーが翼のラジオのレギュラー番組に出演し「翼を笑顔で滝翼に帰したい」と言ったこと、ひとりでコンサートに立ち「翼を守りたい」と言ったことを忘れない。復帰した翼がラジオで、「滝翼は滝沢のグループ。これからもついていきたい」と語ったことを忘れない。滝翼という黄金期が生んだ最強のツートップシンメと、後輩に受け継がれる多くのキャッチーな名曲を生んだ二人グループのことを忘れない。

極めつけにはcan do!can go!でJr.黄金期の嵐・滝翼・関ジャニ∞など神面子が出揃った当時のJr.コン映像にオタクはついに屍と化す。もういっそこのままcdcgとともに火葬してほしかった。ここでも若き日の『西のすばる』に魂が抜けそうになるが、寸でのところで天使の錦戸亮ちゃんが引き戻してくれた。

あの映像を見て改めて、東の滝沢・西のすばるがほぼ同タイミングで転換期を迎えることがまた大変エモーショナルでオタクは何度でも死ねる。わたしはYou&Jドンピシャ世代なんだが、あと10年早く生まれてJr.黄金期謳歌したかったと常々思う。こんな今があった、今であっても思う。わたしにとって黄金期はそれくらい夢のかたまり、永遠のユートピアだ。

そんな色んな思いを抱えながら見る他グループの映像も大変味わい深かった。嵐にはずっと5人で変わらずいてくれてありがとうと思えたし、SMAPは『解散』という選択を取ったことで事務所に残る『5人映像』を使えているのかなと思うと、2年越しにまたSMAPの解散が切なくなった。

わたしが事務所DDだからこんな風に深読みしたり感傷的になりすぎている部分もあれど、ほんとうに今年のジャニーズ伝説はDDは何度でもしねる舞台だったなぁと思った。もっと回数見たかったし、噂に聞くとカメラ入ってなかったみたいで映像化希望薄なの本当に勿体ない……。

最後にえびちゃんの話に戻ると、A.B.C-Zとしても結成10周年ということで代表シングルメドレーあり、Jr.時代からの不動の人気曲・Vanillaもありで、A.B.C-Zメドレーだけでえび担としてもエモさでしんだ(●回目)

びっくりしたのがVanillaの演出、ほぼ影画演出ながらもJr.時代の映像からウン回擦ってるVanilla芸人は全部わかるんですよね、間奏のダンスとかだれがどこでこの振り付けとか。それくらいきっとダンス演出が独特であるしA.B.C-Zの個性が爆発してるしてで改めてVanillaやべぇじゃん最高じゃんって。ずっと歌い繋いでいってほしい名盤。

あと日生劇場でジャニーズ伝説の舞台でLegend Story聞くの夢だったから叶ってうれしい。Twinkleを見ると郁人が言っていた「ジャニーさんが『A.B.C-Zにぴったりの曲だよ!』って持ってきた」ってエピソードを思い出してほっこりするし、今年のセトリに入っててジャニーさんも嬉しかったろうなぁ。そりゃ通っちゃうよなぁ。今年はジャニーさん、特にえび座に通い詰めたみたいで「僕はファンですから」って名言も残しちゃったし、ほんと社長と社長の夢を叶える5つ星愛しい。

 

こんなかんじでとりあえず書き記したい部分だけ切り取ったえび座感想でした。

もう1ヶ月も空いて記憶も薄れゆく中、せめて今年中にジャニーズメドレーのことだけでも触れておきたかった。おそらく一生忘れられない現場になるんだろうな。

ていうかまじで今更だし不可能に近くても映像化はして!!!!!!たのむから!!!!!!

 

 

 

きみの未来はきっと明るい

本日2017/10/20は、河合郁人くんの30歳のお誕生日です。

本当におめでとう。月並みですが、生まれてきてくれたこと・出逢ってくれたこと、心からありがとう。

 私が郁人を目で追い出してから、約1年。

事務所に入って半生期以上活動している郁人なので、1年なんてたったの一片にしか過ぎないんだけれど、この1年で彼の人となりや仕事への向き合い方、アイドルとしてのプロ意識、そしてたゆまないグループ愛とジャニーズ愛を知れたと思っています。そして今では、目が離せないくらいその魅力に夢中になっている自分がいます。

 

そもそも郁人の最初の記憶は、少クラに出ていたA.B.C時代。

本人もよく語る、ジャニーズ物真似の原点である松潤のwishの物真似をリアルタイムで見て、めちゃくちゃ笑った覚えがあります。そこがほぼ第一印象になるので、やはり王道のアイドルポジションというよりも三枚目寄りなおちゃらけキャラなのかな、というイメージでした。旧You&Jや、タッキー&翼のバックで踊るA.B.Cも知っていたけど、あくまで職人Jr.4人組の1人ってかんじだった。

そのあと橋本が加入してA.B.C-Zができたこと、えびきすがJr.を牽引して時代を作っていたこと、遂に夢見たデビューが叶ったこと、でも陽の目を浴びず中々グループが鳴かず飛ばずだったこと、すべて他所の畑から見てました。キャリアも実力もあるのに、同期達には先を行かれ、自分達より日の浅い後輩達と並ぶ姿には、彼らのことをさほど知らないくせに「なんだかなぁ」なんてやきもきもしたりもした。それは、傍目から見てもA.B.C-Zというグループが本当にプロ意識が高くて、先輩への敬意を忘れず、後輩の面倒見も良い、腐らない褪せないジャニーズアイドルの鑑だった事を知っていたから。2013年にジャニーズワールドの感謝祭(DVD)を買って、彼らのステージ上でのパフォーマンスを多分初めてちゃんと見たんだけど、Twinkleとラプピのパフォーマンスを見てとても感動したのを覚えてる。

 

とにかく浮かばれてほしい・報われてほしいって一方的に思ってきたグループ。河合郁人はその中でも、一層幸せになってほしいと思える存在だった。

最年少センターの橋本の加入時。悪者を買ってでて、「嫌われても良い」と厳しく指導係の役を担った。

後輩のJUMPのデビュー、同期のキスマイのデビュー。「自分達になにが足りないのか」、悩み焦って怪我もした。車椅子でもステージに立ち、手術で足にボルトを入れて歌い踊り続けた。

Sexy Zoneのデビュー握手会。最後に年下組3人が泣いてしまったとき、ステージに呼ばれて「これからSexy Zoneのこと応援してあげてください」って言ったって、ファン伝に聞いた。後輩にデビューを抜かれるのは2回目で、自分はデビューできるかもその先もわからない状態だった。

デビューが決まってもなかなか表舞台に上がれずグループが低迷する中、大人に意見できない他の4人を代表し、先陣を切って戦ってくれた。本当は人見知りで、怖がりなのに。

生粋のジャニーズ好きで、自分は王道のジャニーズだと疑わなかった。挫折、って言い方は失礼かもしれないけど、諦めても、路線を変えても、ジャニーズとして生きていくことを選んだ。

体調が悪くたって、総合演出に躓いたって、抱え込みすぎてしんどいときだって、いつも表面には出さず、ファンには「おちゃらけた河合くん」を、「きらきらアイドルの河合くん」を見せてきた。

 

橋本が郁人のことを「河合くんはA.B.C-Zの心臓だから」と言ったのは、その通りだと思う。

郁人がいるからA.B.C-Zがある。本当にそう思う。だから一番報われてほしい。それだけ努力だってしてるから。本人は『努力は必ず報われる』という言葉が好きじゃないと言っていたけど、そんな綺麗事どっちでもよくて、郁人はもっとたくさんの人に知られて、評価されるべきだ。ファンのエゴだとわかっていても、そう思わせる20代を郁人は送ってきたのだから。30代はそれが実を結ぶ歳だと思ってる、願ってる、信じてる。

 

彼の20代の歴史を、私はやはり人伝にしか知らない。もっと早く出会いたかった、と、思ってないと言えば嘘になるけど、私には間違いなく『今』のタイミングだったと思ってる。

 1年前のSLTツアー、大阪城ホール

去年と言えば、年始から彼の敬愛する事務所の大先輩・SMAPの解散報道で持ちきりだった。事務所担の自分としても衝撃すぎてショックが大きかったし、それ以上に郁人は思うところもたくさんあったと思う。司会の勉強のために毎週見ていたというビストロスマップの中居くんの司会、そのスマスマも最終回が決まった。何より自分をジャニオタだと自負し、SMAPのコンサートのDVDを見て元気をもらったり、仕事がんばろうと思ったり、こっちが恥ずかしくなるくらい共感できるほど、本当にSMAPのファンだと公言してきたから。

大阪では、先に行った代々木公演とは違う演出に変わった。郁人のソロの間奏、彼は『夜空ノムコウ』を流し、歌った。

 「俺もいつか先輩達みたいに大きく羽ばたきたい!」

 昼公演ではそう叫んだ。それだけですぐに、先輩=SMAPだと察した。胸が締め付けられた。

 

夜公演でも同じように夜空ノムコウが流れ、そのときにははっきりと、彼は言い切った。

「"SMAPみたいに"大きく羽ばたきたい!」と。

 

もちろん映像には残されていない。

裏では大人達から、さすがに固有名詞は避けるよう言われていただろう。それでも彼は言い切った。自分の立場を最大限に利用した、公の場での大先輩への最後のラブコールだった。

私はきっとあの日を忘れない。

 

同公演で、花道を歩きながらファンサをする郁人を見た。

きらきら眩しくて、輝いていて、見たことがないくらいアイドルだった。

完全に落ちた。 

 

河合郁人のアイドル力は、コンサート・舞台、所謂現場でこそ発揮される。

今週、舞台に立つ20代最後の郁人を見てきた。近くで見た彼は、瞳にきらきらと星を宿して、それはそれは楽しそうに笑い、踊る。時にクールにきめて、不適に笑って、ファンを魅了する。

それを見ているだけで心が満たされて、笑顔になって、たまらなく泣きたくなる。

そんなきみを見付けることができて、すきになることができて、本当に本当に嬉しい。

 

これからまだまだ色んな試練だって待ち受けてるかもしれない。

たくさん4人に頼って、周りに委ねて、自分が納得できる仕事をしてほしい。愛するジャニーズを、納得いくまでやり遂げてほしい。

きみの未来はきっと明るいから。