きみの未来はきっと明るい

本日2017/10/20は、河合郁人くんの30歳のお誕生日です。

本当におめでとう。月並みですが、生まれてきてくれたこと・出逢ってくれたこと、心からありがとう。

 私が郁人を目で追い出してから、約1年。

事務所に入って半生期以上活動している郁人なので、1年なんてたったの一片にしか過ぎないんだけれど、この1年で彼の人となりや仕事への向き合い方、アイドルとしてのプロ意識、そしてたゆまないグループ愛とジャニーズ愛を知れたと思っています。そして今では、目が離せないくらいその魅力に夢中になっている自分がいます。

 

そもそも郁人の最初の記憶は、少クラに出ていたA.B.C時代。

本人もよく語る、ジャニーズ物真似の原点である松潤のwishの物真似をリアルタイムで見て、めちゃくちゃ笑った覚えがあります。そこがほぼ第一印象になるので、やはり王道のアイドルポジションというよりも三枚目寄りなおちゃらけキャラなのかな、というイメージでした。旧You&Jや、タッキー&翼のバックで踊るA.B.Cも知っていたけど、あくまで職人Jr.4人組の1人ってかんじだった。

そのあと橋本が加入してA.B.C-Zができたこと、えびきすがJr.を牽引して時代を作っていたこと、遂に夢見たデビューが叶ったこと、でも陽の目を浴びず中々グループが鳴かず飛ばずだったこと、すべて他所の畑から見てました。キャリアも実力もあるのに、同期達には先を行かれ、自分達より日の浅い後輩達と並ぶ姿には、彼らのことをさほど知らないくせに「なんだかなぁ」なんてやきもきもしたりもした。それは、傍目から見てもA.B.C-Zというグループが本当にプロ意識が高くて、先輩への敬意を忘れず、後輩の面倒見も良い、腐らない褪せないジャニーズアイドルの鑑だった事を知っていたから。2013年にジャニーズワールドの感謝祭(DVD)を買って、彼らのステージ上でのパフォーマンスを多分初めてちゃんと見たんだけど、Twinkleとラプピのパフォーマンスを見てとても感動したのを覚えてる。

 

とにかく浮かばれてほしい・報われてほしいって一方的に思ってきたグループ。河合郁人はその中でも、一層幸せになってほしいと思える存在だった。

最年少センターの橋本の加入時。悪者を買ってでて、「嫌われても良い」と厳しく指導係の役を担った。

後輩のJUMPのデビュー、同期のキスマイのデビュー。「自分達になにが足りないのか」、悩み焦って怪我もした。車椅子でもステージに立ち、手術で足にボルトを入れて歌い踊り続けた。

Sexy Zoneのデビュー握手会。最後に年下組3人が泣いてしまったとき、ステージに呼ばれて「これからSexy Zoneのこと応援してあげてください」って言ったって、ファン伝に聞いた。後輩にデビューを抜かれるのは2回目で、自分はデビューできるかもその先もわからない状態だった。

デビューが決まってもなかなか表舞台に上がれずグループが低迷する中、大人に意見できない他の4人を代表し、先陣を切って戦ってくれた。本当は人見知りで、怖がりなのに。

生粋のジャニーズ好きで、自分は王道のジャニーズだと疑わなかった。挫折、って言い方は失礼かもしれないけど、諦めても、路線を変えても、ジャニーズとして生きていくことを選んだ。

体調が悪くたって、総合演出に躓いたって、抱え込みすぎてしんどいときだって、いつも表面には出さず、ファンには「おちゃらけた河合くん」を、「きらきらアイドルの河合くん」を見せてきた。

 

橋本が郁人のことを「河合くんはA.B.C-Zの心臓だから」と言ったのは、その通りだと思う。

郁人がいるからA.B.C-Zがある。本当にそう思う。だから一番報われてほしい。それだけ努力だってしてるから。本人は『努力は必ず報われる』という言葉が好きじゃないと言っていたけど、そんな綺麗事どっちでもよくて、郁人はもっとたくさんの人に知られて、評価されるべきだ。ファンのエゴだとわかっていても、そう思わせる20代を郁人は送ってきたのだから。30代はそれが実を結ぶ歳だと思ってる、願ってる、信じてる。

 

彼の20代の歴史を、私はやはり人伝にしか知らない。もっと早く出会いたかった、と、思ってないと言えば嘘になるけど、私には間違いなく『今』のタイミングだったと思ってる。

 1年前のSLTツアー、大阪城ホール

去年と言えば、年始から彼の敬愛する事務所の大先輩・SMAPの解散報道で持ちきりだった。事務所担の自分としても衝撃すぎてショックが大きかったし、それ以上に郁人は思うところもたくさんあったと思う。司会の勉強のために毎週見ていたというビストロスマップの中居くんの司会、そのスマスマも最終回が決まった。何より自分をジャニオタだと自負し、SMAPのコンサートのDVDを見て元気をもらったり、仕事がんばろうと思ったり、こっちが恥ずかしくなるくらい共感できるほど、本当にSMAPのファンだと公言してきたから。

大阪では、先に行った代々木公演とは違う演出に変わった。郁人のソロの間奏、彼は『夜空ノムコウ』を流し、歌った。

 「俺もいつか先輩達みたいに大きく羽ばたきたい!」

 昼公演ではそう叫んだ。それだけですぐに、先輩=SMAPだと察した。胸が締め付けられた。

 

夜公演でも同じように夜空ノムコウが流れ、そのときにははっきりと、彼は言い切った。

「"SMAPみたいに"大きく羽ばたきたい!」と。

 

もちろん映像には残されていない。

裏では大人達から、さすがに固有名詞は避けるよう言われていただろう。それでも彼は言い切った。自分の立場を最大限に利用した、公の場での大先輩への最後のラブコールだった。

私はきっとあの日を忘れない。

 

同公演で、花道を歩きながらファンサをする郁人を見た。

きらきら眩しくて、輝いていて、見たことがないくらいアイドルだった。

完全に落ちた。 

 

河合郁人のアイドル力は、コンサート・舞台、所謂現場でこそ発揮される。

今週、舞台に立つ20代最後の郁人を見てきた。近くで見た彼は、瞳にきらきらと星を宿して、それはそれは楽しそうに笑い、踊る。時にクールにきめて、不適に笑って、ファンを魅了する。

それを見ているだけで心が満たされて、笑顔になって、たまらなく泣きたくなる。

そんなきみを見付けることができて、すきになることができて、本当に本当に嬉しい。

 

これからまだまだ色んな試練だって待ち受けてるかもしれない。

たくさん4人に頼って、周りに委ねて、自分が納得できる仕事をしてほしい。愛するジャニーズを、納得いくまでやり遂げてほしい。

きみの未来はきっと明るいから。